Windows10 コマンドプロンプトの使い方(3)よく使うコマンド編

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今回は、コマンドプロンプトでよく使うコマンドをご紹介します。コマンドプロンプトで作業を行った方が効率の良い機能もあるので、1つずつ確認していきます。

コマンドプロンプトでよく使うコマンド

1.ファイル、ディレクトリの一覧を表示するコマンド『dir』

『dir』コマンドを入力すると、現在作業中のディレクトリ(カレントディレクトリ)にあるファイルやフォルダーの一覧が表示することができます。

 

2.ディレクトリ構造をツリー形式で表示するコマンド『tree』

『tree』コマンドを入力すると、ディレクトリの階層構造をツリー形式で図式表示することができます。

 

3.ファイルの内容を表示するコマンド『type』

『type』コマンドを入力すると、テキストファイルなどの内容を画面表示することができます。

『type ファイル名』と入力することで、指定したファイルの内容が表示されます。

 

4.ファイル名を変更するコマンド『ren』

『ren』はファイル名を変更するコマンドです。

『ren 対象のファイル名 新しいファイル名』と入力することで変更可能です。

 

5.ファイル移動とディレクトリ名変更を行なうコマンド『move』

『move』は〈ファイルの移動〉と〈ディレクトリ名の変更〉の2つを行なうことができるコマンドです。

〈ファイルの移動〉

『move 移動するファイル名 移動先パス』と入力することで指定したファイルを移動先パスで指定したディレクトリ内に移動します。移動するファイルはパス付きで指定することもできます。

〈入力例〉

move test.txt c:¥tmp
move c:¥tmp¥test.txt d:¥data
〈ディレクトリ名の変更〉

『move 変更前ディレクトリ名 変更後ディレクトリ名』と入力することでディレクトリの名前を変更することができます。ディレクトリ名が変更されても、そのディレクトリに含まれるファイルやサブディレクトリに変更はありません。

 

6.ファイルをコピーするコマンド『copy』

『copy』はファイルをコピーするコマンドです。

『copy コピー元ファイル名 コピー先ファイル名』とすることでコピーできます。

『copy』コマンドでは複数のファイルを1つのファイルへまとめることもできます。

『copy ファイル名A+ファイル名B+ファイル名C コピー先ファイル名』のようにコピー元のファイルを「+」を使って続けて記述することで、指定したファイルの内容を順に結合し、1つのファイルとして作成することができます。

 

7.ファイルを削除するコマンド『del』

『del』はファイルを削除するコマンドです。

『del ファイル名』とするとファイルが削除されます。

『del ディレクトリ名』のようにファイル名の代わりにディレクトリを指定すると、ディレクトリに含まれるファイルが全て削除されます。ただし指定のディレクトリの中にサブディレクトリがある場合、そのサブディレクトリの中のファイルは削除はされません。あくまで削除されるのは指定したディレクトリ内に含まれるファイルのみです。またディレクトリ自身も削除はされません。

 

8.コマンドの使い方を表示するコマンド『help』

『help』コマンドを入力すると、コマンドの使い方を調べることができます。

『help』と入力することで主要なコマンドについての簡易ヘルプを表示できます。

『help コマンド名』と入力することで、指定したコマンドの使い方が表示されます。

 

9.画面の表示を消去するコマンド『cls』

『cls』コマンドを入力すると、コマンドプロンプトを開いている画面の文字情報を消去することができます。コマンドプロンプトの画面全体にコマンドプロンプトの作業結果が表示されていて見にくくなった時に使用すると、画面表示が消去され、プロンプトが表示されている1行のみが表示されます。

 


コマンドプロンプトでよく使うコマンドのご紹介は以上です。

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