〈DISM〉Windows修復ツールでシステムファイルを修復する方法〈SFC〉

あなたはPCを使っている時、こんなことに遭遇したことはないでしょうか?

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「最近、どうもPCの調子が良くない気がする」
「Windows Updateでエラーが出て更新できない」
「新しいソフトをインストールしたら不具合が出た気がする」
「もしかしたらウィルスに感染したかも」
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その原因は、もしかしたら「Windowsのシステムファイルが破損したり書き換えられてしまっている」のかもしれません。

その場合、Windows修復ツールを試してみると簡単に解決できることがあります。

今回はWindows修復ツールでシステムファイルを修復する方法をご紹介します。

Windowsの2つのシステムファイル修復ツール「DISM」「SFC」

Windowsには「DISM」「SFC」の2つのシステムファイル修復ツールが用意されています。

「DISM(展開イメージのサービスと管理)」

Windowsのシステムファイルが破損していないかチェックするツール。破損している場合は「Windows Update」や「Windowsイメージファイル(ISO)」から修復することができます。

「SFC(システムファイルチェッカー)」

システムファイルが書き換えられていないかチェックするツール。システムファイルの整合性を確認し、問題があれば「ローカルにバックアップされたファイル」で置き換えて元に戻すことができます。

 

「DISM」はシステムファイルの破損を検出、「SFC」はシステムファイルの不整合を検出、という違いがあります。

次に2つのシステムファイル修復ツール「DISM」「SFC」を紹介します。

 

Windows修復ツールでシステムファイルを修復する方法

システムファイル修復ツール「DISM」「SFC」の利用は、どちらも「コマンドプロンプト」(もしくはWindows PowerShell)から行います。

まずは、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

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「スタートメニュー」>「すべてのアプリ」>「Windowsシステムツール」>「コマンドプロンプト」を右クリックし「管理者として実行」をクリック
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(A)「DISM」の利用方法

管理者権限で起動した「コマンドプロンプト」に下記のコマンドを入力します。

1.システムイメージの破損をチェックし、破損していた場合は「Windows Update」からファイルを入手して修復する(推奨)

Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

破損をチェックし、破損箇所を「Windows Update」から最新のファイルを入手して修復します。パーティションのサイズや破損に応じて15〜30分程かかります。

 

2.システムイメージの破損をチェックし、破損していた場合は「Windowsイメージファイル(ISO)」からファイルを入手して修復する

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DISM / Online / Cleanup-Image / RestoreHealth / source:WIM:X:\ Sources \ Install.wim:1 / LimitAccess
[/su_note]

※「X」はISOが配置されているドライブ文字(例えばD:ドライブなら「D」に変更してください)

破損箇所を「Windowsイメージファイル(ISO)」のファイルで修復します。ISOは、実行中のOSとまったく同じバージョンでなければなりません。

なおWindows10の最新のディスクイメージ(ISO)はこちらからダウンロードできます。

Download Windows 10 Disc Image (ISO File)

 

3.システムイメージが破損していないかチェックする(検証のみ)

Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth

システムイメージの破損のチェックのみを行います。パーティションのサイズや破損に応じて数分かかります。

 

4.システムイメージに破損のフラグが付けられているかどうかをチェックする(実際のチェックは行わない)

Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth

破損フラグの確認だけなので、実行後すぐに終わりますが、あまり使うことはないと思います。

 

通常は1.の方法で修復を行うのが良いと思いますが、オフライン環境や「Windows Update」に何らかの問題が発生している場合は2.の方法でも行うことが可能です。

 

(B)「SFC」の利用方法

管理者権限で起動した「コマンドプロンプト」に下記のコマンドを入力します。

1.システムファイルの整合性を確認し元に戻します。

sfc /scannow

2.システムファイルの整合性を確認します。(検証のみ)

sfc /verifyonly

検証のみを行うこともできますが、二度手間にもなるので、特に問題なければ1.の方法で良いと思います。

 

Windowsシステムファイル修復の手順

はじめに「DISM」で破損したシステムファイルを修復したあと、「SFC」でファイルの整合性の確認を行います。

「DISM」のコマンドを入力し

復元操作は正常に完了しました。
操作は正常に完了しました。

と表示されたら、「SFC」のコマンドを入力します。その際、もし

他のサービスまたは修復操作が実行中です。

と表示された場合は、しばらく待ってから「SFC」コマンドを実行し直しましょう。

検証100%が完了しました。
Windowsリソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。

と表示されたら終了です。PCを再起動して動作を確認しましょう。

Windows修復ツールでシステムファイルを修復する方法の紹介は以上です。

 

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