〈Google Search Console〉検索結果へのインデックスを早める「Fetch as Google」の使い方

前回は、クローラーを呼び込むためのGoogle Search Consoleでのサイトマップの送信方法をご紹介しました。しかし、Googleのクローラーは、更新頻度の高い既存のサイトに比べ新規ドメインで立ち上げたばかりのサイトの訪問頻度は少ない傾向にあるため、インデックススピードに時間が掛かる場合があります。

そんな時に、少しでも早く検索結果へのインデックスを促すために、クローラーに自分のウェブサイトの巡回(クローリング)をお願いする方法、それが「Fetch as Google(フェッチ アズ グーグル)」です。今回は「Fetch as Google」でインデックスリクエストを送信する方法など、「Fetch as Google」の使い方についてご紹介します。

Fetch as Googleでインデックスリクエストを送信する方法

(1)Google Search Consoleのダッシュボードへアクセス

(2)ダッシュボード左メニューから

「クロール」 > 「Fetch as Google」をクリック

(3)URL入力欄に、インデックスをリクエストしたい記事ページのURLを入力し「取得」をクリック

[su_note note_color=”#fef88d”]※この際、対象とするデバイスを選択できます。両方ともインデックスリクエストしておきましょう。

「PC」:PC対応サイト
「モバイル:スマートフォン」:スマートフォン対応サイト[/su_note]

(4)ページの情報が認識されると表示される「インデックスに送信」ボタンをクリック

※「インデックス送信」ボタンはステータスが「完了」「一部」「リダイレクトされました」の時に表示されます。

※「インデックス送信」ボタンは「取得」後4時間経つと無効になってしまいます。その場合は、再度ページ情報の取得を行いましょう。

(5)「送信方法の選択」画面が表示されるので、どちらかを選んで「送信」をクリック

[su_note note_color=”#fef88d”]〈送信方法〉

「この URL のみをクロールする」:クローラーへの巡回依頼先を指定した記事ページ(URL)1つだけにする場合。(送信できるのは1 か月に 500 件まで)

「この URL と直接リンクをクロールする」:クローラーへの巡回依頼先を指定した記事ページ(URL)とそのページ上に掲載される全てのリンクを対象とする場合。通常はトップページなどを指定する。(送信できるのは 1 か月に 10 件まで)[/su_note]

インデックスリクエストの送信は以上です。これで、通常より早く新規ページがインデックスされるようになります。

続いてウェブサイトがインデックスされているか確認する方法をご紹介します。

ウェブサイトがインデックスされているか確認する

 公開した記事ページがインデックスされているか確認するには、検索エンジンで以下のように入力して検索します。

site:(インデックスされているか確認したいウェブサイト/記事ページURL)

無事にインデックスされている場合は、記事ページが検索結果に表示されます。ウェブサイトURLで検索した場合はインデックスされている全てのページが検索結果に表示されます。

まだ、インデックスされていない場合は「site:(インデックスされているか確認したいウェブサイト/記事ページURL)に一致する情報は見つかりませんでした。」と表示されます。」この場合は、Fetch as Googleでインデックスリクエストを送信しましょう。

最後に、Fetch as Googleでレンダリング機能を使ってクロールの詳細を確認する方法をご紹介します。

レンダリング機能を使って詳細を確認する

「Fetch as Google」で、URL入力欄にインデックスをリクエストしたい記事ページのURLを入力した際に「取得してレンダリング」をクリックすると、データの取得内容を確認することができます。(レンダリングには少し時間がかかります)

レンダリングによって表示されるステータスとその取得内容は以下の通りです。

[su_note note_color=”#fef88d”]「完了」:ページをクロールし、ソースコードを取得した。
「一部」:URL上の一部のソースコードしか取得できなかった。(再度データ取得を行うと解決する場合もある)
「リダイレクトされました」:サーバー側の指示、またはソースコードの取得の段階でリダイレクトされた。
「見つかりませんでした」:ページが見つからなかった(404コード)と表示されている。
「権限がありません」:URLが閲覧禁止(403エラー)の可能性がある。
「DNSで検出されません」:レンタルサーバーのDNS不調の可能性あり。
「ブロック」:クローラーがrobots.txtファイルでブロックされた。
「robots.txtにアクセスできません」:クローラーがrobots.txt ファイルを見つけられなかった。
「アクセスできません」:サーバーが落ちている可能性あり。
「一時的にアクセスできません」:Fetch as Google での取得実行が多くアクセスできなかった。
「エラー」:その他のエラー。[/su_note]

レンダリング結果の表示された行をクリックすると、レンダリング内容の詳細ページが表示されます。エラーが発生するとこの詳細ページにエラーが検出された原因が表示されるので、問題を解決しましょう。


「Fetch as Google」の使い方の紹介は以上です。

 

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